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春のヘッドフォンショー [オーディオ]

フジヤエービックさん主催の 春のヘッドフォンショー。 本当に大勢の方におこしいただき ありがとうございました。
また 途中からは視聴の順番待ち状態となり、10分15分とお待ち頂いた方もいて 大変もうしわけございませんでしたが 私としては注目してたくさんのお客様に聞いて頂くことが出来本当に嬉しく思いました。

お客様からの特注品を多く制作しているということで なかなか聞いて頂く機会がありませんが、今回は偶然 たくさんの方のご厚意を得て現在開発中の商品など持ち込むことも出来、濃い内容の試聴会になったと思っております。

プロ仕様も制作している当方としては 比較用として 900ST そして ご厚意もあってD7000を持ち込むことが出来ました。

展示したシステムは 全て当社オリジナル。 トランスポート、DAC、アンプはもちろんですが、電源ケーブル等も当社オリジナル品です。記事等に書きませんでしたので 質問もあった周辺を少し説明いたしますと、 電源ケーブルは ジャズピアニスト秋吉敏子さんのゴールドディスクに輝き 私も参加した 50周年記念ライブレコーディングとマスタリング等で実際に使用した OJI Special クリスタルパワー電源ケーブル(DACに使用)を使用いたしました。
バランスアンプには、これと同じコネクタセットを使った ケーブルを使用いたしました。その他は 一般の電源ケーブルとタップです。

さて 前述しましたが、OJI Specialではお客様毎の仕様で制作しますので ご購入の際の当社の商品の絶対的な評価をして頂くということが難しいので、今回は当社のリファレンスアンプも持ち込み 差も聞いて頂けるように考慮しました。しかし、ハイエンドが集結しているショーですから 当社へのお客様の興味はやはり現在のハイエンド。
そう言う音を同じ場所で十分聞いている上での音質評価 ということで 今回持ち込んだ当社オリジナル機器を堪能して頂けたのではないかと思っております。

お客様側の立場で言うと 機器の比較は いつも聞いている CDの音源で いつも聞いているヘッドフォンを使い 評価したいわけですが、当社としてもそう言う機会を作っていただいたフジヤエービックさんにも多大な感謝をしております。
 
また 4月に発売した ポータブルバランスヘッドフォンアンプも多くの方に聞いて頂くことができて本当に良かったと思っております。見た目の派手さはない商品ですが、実際にご購入され使用されているお客様からは、「意味が分かりました」という言葉も頂ましたが、ポータブルでポケットに入れた際引っかからずにスッと入り治まる ということで このお客様は 電車内や普段のリスニングだけでなく、レコーディングのモニターで重宝されているようでした。デザインや機能の両立が難しい商品とは思いますが、業務用も手がけるOJI Specialとしてはやはり 実際の使用で利便性や問題とならないデザイン形状になってしまう傾向がありますが、こういう言葉を頂くと ショーに来て良かったとしみじみ思いました。
音質評価も 多くのお客様から 良い印象を頂きこちらも嬉しく思いました。ヘッドフォンはスピーカーと異なり、インピーダンスもまちまちですし、能率もとんでもなく異なりますし、耳に近い分そう言う差も大きく感じてしまいます。これらを考慮して考えたくさんのお客様の視聴感(お客様毎に異なる耳の特性や感じ方)やヘッドフォンを用意してそれらを考慮して BD Impact DP1の音をお客様にお伝えすることは文章では難しいことなのですが、お客様が持参の様々なヘッドフォンやエディション9やD7000などハイエンドでも確認して頂き こちらも実際に聞いて頂く機会が出来たということで良かったと思っています。

機器のレポートやお客様の感想などはまた 掲載する予定です。

この場を借りて 当社を応援して頂いたお客様はじめ ご来場頂いた全てのお客様に感謝し、お礼申しあげます。
ありがとうございました。
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コメント 2

Leokun

山陽化成さんのとこの問い合わせは、
気軽にかけない雰囲気だったのでこちらに。

午後にずいぶん長い間、説明をいただきありがとうございます。
いろいろ食いついた金属材料屋さんです。

最初ケーブルの話から入って、カーボン線材とのことですが、
材料屋なので何カーボン?とか、それ以前に純カーボンなの?
とか思って深く突っ込みませんでした。
それに2m程度ではケーブルでの音質変化はほぼない(クリスタル
ケーブルやER-4Sみたいに意図的に間に何かを入れない限り)と
思ってましたが、御社のリファレンスのバランスシステムまで行くと
ケーブルの特性も、測定で見えちゃいますかね?
…と思ったらブレンドチューンは間に何か入れてますねw

私は何聴くにしてももうポータブルバランスアンプくらいの音で
充分だと思いました。かなりしっかりした録音盤持っていったのに、
(D7000の特性をある程度知った上で聴いて)御社のリファレンス機
だとCD音源の粗が見えてしまうくらいなので。
我が家では、PA機材経由して出口はSTAXで、自分の好みに近づく
ように音のバランスを取ってます。

ポータブルバランスアンプは良いですね。ATH-ES7はキレイに伸びる
高音とキレのいい低音が大好きで、よく音を知っているのですが、
アンバランスだとダマになって飛んでくる音が、バランスアンプですと
キレイに分離されて、ES7の良いところだけを取り出した、3倍くらい
高級なヘッドホンに感じました。
デジアンx4構成ということですけど、デジアンの回路自体がまだ熟成
されていない感があって心配でしたが、最終的に出てきた音が私の
好みに合っていたので、それで良し、ですw


私が注文してるフルバランスヘッドホンアンプAMB beta22は、検索で
一発で出てきます。回路図もオープンになってますので、参考までに。
自分で作るのはあまりに面倒なので、ビルダーに頼んじゃいました。
なぜこれにしたかというと、人と違うものが使いたいという理由だけですw

彼らは先ずモニター系ではないでしょうし、デジタルにやっと手を出しはじ
めた段階なので、OJIさんたちの技術のほうがはるかに上を行っているか
もしれませんが…


まあHead-fiで気になるwordを検索しつつ、日々こまめにチェックしてい
ると、毎週のようにいろいろダメそうなw新製品が出てきておもしろいです。
最近はaudio-gdというガレージメーカー(の主に交換用ディスクリートOPAMPなど)が流行してるみたいですよ。


会える機会があれば、またいろいろとお話を伺えるとうれしいです。

by Leokun (2009-05-13 21:37) 

OJI

当日は視聴頂ありがとうございました。
カーボンは擬き(もどき)がほとんどのようですしパネルなどは印刷ですからいろいろ考えることも多いと思います。カーボンの上からシルクをかけてあるのには理由があります。触った感じは滑らかなのですが、繊維が切れるとピンっと伸び刺さりそうで危険です。本来はそのまま使えるようなのと かなり強いようですが(一本を引っ張ってもなかなか切れません)それでも心配なのでそう言う処理をしています。
音質への影響ですが、一般環境ではガラッと子供でも聞いても解るような変化は無いようです。まあアクセサリではそう言う物がほぼ全てだと思いますが、コストパフォーマンスから言うと他のアクセサリ同様 通常では 不要と思われます。しかし ハイエンドということですと、 聞き比べをすると 不思議と「落ち着いた音」になります。私の分析では、直接効いているのではなく、導電性がありますので、ノイズなどの高周波成分が他の機器に与える影響やラインのインピーダンス変化などで変わっている物と思います。機械的なノイズもかなり効いている感じです。似たような現象の試験では 雑誌で発表しましたのでご存じの方もいるかと思いますが、簡単に言うと ワイヤーのインピーダンス変化によるクロックへの影響を拡大する回路を挿入すると二次歪みが増える という現象を確認しております。これは拡大した通常ではあり得ない大きさの試験ではありますが、やはり計測器では計測不能な部分でも音質の変化になるのが「音」なのでハイエンドではそう言う可能性のある物は排除したり対策していく方向で製品作りをしております。

メッキに関しては 軍事なども手がけた経験から かなり特性が変わるのを確認しています。特に安定性です。金メッキは本物で極厚だったら良いのですが、大抵はフラッシュで下地が見えてしまっている状態の物がほとんどですし、もっと言うと 下地が錆びますのでさび止めを塗ってある物がほとんどのようです。 メッキをその上から かけるとかからないので直ぐに解ります。そう言う物では やはり問題が有りますので 当社では 金に変わる材料と言うことで USで開発された物をベースにしたものを通常の金の50倍ほども厚くかけ製品化しています。デモでもラインケーブルやブレンドチューンコバルトで使用しています。

あと 音質の好み に関しては趣味ですから音を作るのもあり と考えています。ただ 全ての方に合わせるというのは不可能なので 当社では出来るだけ 色つけとなるものは排除する方向で理想追求をしています・・・がやはり 完璧はありません。そう言う物を組み合わせたり アクセサリを使うのは ラーメンを食べるときにコショーやラー油をかけるようなもので 良いことだと思っています。ただし ラーメン自体がまずくてはいけませんので頑張っている次第です。

ポータブルアンプですが、流石にポータブルで小さいので制約がかなりあります。しかし SNや音質はポータブルとして使う用途においては満足出来る物と考えております。
サンプルのヘッドフォン テクニカですが、これが全て良い訳ではありませんが、比較対象としては知っている人も多いので良いと考えたのと、 少ないパワーや少しくらいインピーダンスが高いアンプでも良く鳴ります。つまり 感度が高いものが多いので、細かな音も再生できる可能性があります。一例では 重いMoでは低域はFoが下がり理論的に再生可能な周波数は下に伸びますが、立ち上がりは遅くなります。慣性の法則で当たり前なのですが、これを嫌っているだけです。SONYも似ています。ヘッドフォンの音質ではなく、わかりやすいものやモニターなど持ち込んだことで アンプの音質の確認ということで考えて頂ければよいと思います。当社のBD-DP1はかなりパワーがありますので 能率が低い物でも問題ないはずです。・・・で もちろん 全てをサンプルで持ち込む事は出来ませんのでお客様のヘッドフォンでも確認できるように 変換ケーブルを用意したというわけです。

その他最近は自作派が減ったのですが、逆に交換用は当社の製品も含め 様々なものが流行っていますね。
アンプそのものを変えるわけで 音質の変化はアクセサリとは比較にならないほど変わりますので コストパフォーマンスの高い変更ということでこれからも流行っていくことと思います。



 
by OJI (2009-05-15 03:18) 

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