SSブログ

パワーが欲しい [アマチュア無線]

今朝 久しぶりに EME(月面反射通信)を行いました。・・・・が 受信は出来るが 相手に届かない・・・・

日本では 144MHz帯の EME設備では 最大500Wまでしか認められていません。もちろん 落成検査を行ってのことです。
EMEを始めるきっかけですが、とにかく 受信ができない事には 通信になりませんので、まず受信が出来る事を確かめました。
受信が出来れば 微少パワーでどのくらい相手に届くかになります。
私の場合 15mの強大なパラボラアンテナの局や 8本、16本というような とんでもなく強力なアンテナ設備を持つ EMEer と交信をさせていただいて 送受信設備の状態を把握して それから落成検査に挑みました。

・・・さて
海外では キロワット級の局が多いのですが、私とは 3dB以上違います。 つまりノイズレベルとの限界点が -28~-30dB 付近にありますので 相手が私と同等の受信性能ですと 受信時自分に-25dB前後のレベルですと 交信の可能性が出てきます。

実は 環境も大切で ノイズレベルを下げるためには 宇宙からの電波以外の物を受信しづらい用にしなくてはいけません。無線は普通はアンテナを出来るだけ地上から上げるのですが、 EMEでは 下げた方が良い場合もあります。 他の電波を受信しづらくするためです。問題は落成検査で、防護指針といって 人への影響を避けるために 電界強度を下げなければならないのですが、 そうなると 地上から離さなくてはいけません。私は 免許が下りるギリギリの高さにして出来るだけ 宇宙からの受信性能を上げるようにしました。

ということで 今日は -24~-26dB程度の強さだったのですが、交信に至りませんでした。
かなり残念です。
  
私の場所では 東側に山があって グランドゲインを上手く使えません。
こうなると アンテナ増強しか 通信する手段が無い事になります。

んーん ・・・ かなり大変です。
3dBと言うと アンテナを2倍に増強しても 3dBは上がりません。 分配器などのロス分があるからです。

アンテナも巨大になり、タワーや支柱などの設備も強度が問題になります。
先日も 30m程度の強風で かなり ヒヤヒヤしました。 なにしろ 12mm厚の3-6コンパネが飛びましたから・・・かなりの恐怖を味わいました。
屋根の下に隠してあった 4m DISH も煽られて 舞ってしまい骨組みが曲がってしまいました(劇汗)

いろいろ考えること山積みです。


nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。