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オーディオ機器の大きさと音 その3 [オーディオ]

さて 小さくすると大問題とは!?
その前に 小さくなると物理的にどういう影響が出るのかを話しますね。
実は 影響は距離の二乗に反比例する という事があります。距離が2倍になると 影響は1/4になるわけですね。逆に言うと 距離が半分になると 影響は4倍にもなってしまうんです。これは 電磁波や熱などに当てはまります。

例えば コンデンサー。 寿命は 105度で 1000時間 などと記述が有ることから解ると思いますが、温度を上げて使うと寿命は短くなります。これより温度を下げれば寿命は長くなります。 アレニウスの法則など 10度違うと寿命は2倍違う なんていう法則もあって 熱は大敵ですね。
そうなると 電解コンデンサーは トランジスタや電源回路の熱源から出来るだけ離したいですね。 上手く放熱されている空間では 影響は二乗で効いてきますから、これはできるだけ離したいですよね。 更に問題なのは オーディオでは音質 と言う問題が有ります。 皆さんよくご存じの言葉 「電磁波」 まあ ノイズとか思えば良いですが、この影響も有ります。
電源とアンプを分けました! なんていう ハイエンドアンプがありますが、これは効きます。
あっ! と思われた方もいると思いますが 電源で効くのだったら、デジタルとアナログ回路も問題となりますよね。 デジタル回路は 矩形波や方形波など とにかくエッジの周波数 言い換えるとスピードが速いため 原理的にものすごく高周波の雑音を出します。これが DACなどに影響するのですから、問題ですよね。
ということで 回路同士の影響をしないようにするためには 「距離を離す」と言うことが必要です。
つまり 距離を出来るだけ離す → 大型化する ということになるのです。

大きいと言うことは 実は大きな意味があるのです。

さらに 熱的な意味合いで言うと 熱源からの距離 というだけでなく 熱容量 などの問題もあります。 小さな空間や物体では温度は直ぐに上がりますよね。熱的な容量が小さいからです。
これは 専門的には 熱容量や熱抵抗など色々な関係があるのですが、熱抵抗が大きく 良く外気に熱を放出できない場合 熱がつり合う点は非常に高温になり、動作に支障をきたします。
最近は デジタル機器が多いのですが コンピュータを触ったことがある人はよく分かると思いますが できるだけ冷やしますよね。冷やすとデジタル回路は 上手く動作するようになります。これは 色々な理由があるのですが 大きな点では 温度が上がると抵抗が増える と言うことがあります。 できれば 絶対0度にして 抵抗0オームにすれば完璧ですがこれは出来ませんので できるだけ冷やすわけです。
となると 熱的にも小さい物は不利になります。スマートフォンでは 暑くなると動作を停止させたり、ゆっくり動かしたりするものがありますが 要は 熱は大敵なんです。

ということで ハイエンドオーディオでは 熱的にも低い温度で安定する大きさが必要なわけです。

この点は 欠点と利点があり様々な要因が深く関わってきます。

次回は 実際の手法を書きながら 別の角度から そうですねえ・・ 興味のありそうなノイズ などを使って 説明してみたいと思います

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