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新型レヴォーグ レビュー オーディオ調整と測定 周波数特性 [オーディオ]

いやあ 私のレヴォーグでは初の試みです。どんな結果になるか本当に楽しみでした。

結果は こんな感じ!
levorg_audio_pic0.jpg

非常に良好ですよね! ほぼフラットです。5~10KHz以上はだら下がりですが、ガンと落ているわけではないので良いと思います。衣類、シートの材質などによって高域は吸収される度合いが多いのでそうなるかもしれません。400Hz 位に落ち込みがありますが、人が乗ったりすれば様々な周波数で変化が出ます。また 50Hz 以下程度は 急に下がっていって 下ではレベルが低くなります。つまり あまり再生されていません。
これを即座になんとかして・・・と思い、標準搭載されているスピーカーや 仮に後付け交換などでは改善は無理だと思います。一般的にこの特性を見て 改善をと言う場合に、安易に高額なスピーカーに変えたりしても 周波数特性の改善にはなりません。、ウーファーなどを増設すれば 少しは改善されますが、BGMとしてなら、逆に必要ないかもしれません。
このあたりのお話は別途解説します。

特性から見ると かなり良くできた純正カーオーディオではないでしょうか。
実は こんなにフラットなのは予想していなかったことで ビックリしたというのが正直なところです。

ちなみに ウーファーで 数十デシベルの補正を行うのは結構大変です。あと 低域は騒音や人の特性などとも関係するので難しいのです。

車の特性と音質
車の特性と音質ですが、人が感じる新型レヴォーグの静粛性はものすごく良いです。つまり音楽再生では 中高域がしっかり聞こえますので、このようなフラットな特性が私は好きです。いわゆる自然に聞こえます。 私は中高域が強調されたシャリシャリした音は うるさく感じて疲れます。
(12~15KHz以上の高域は音楽では楽器自体の高音成分レベルが1/10~1/100など かなり落ちます。単一の音というより音色の変化に影響します。)


何故低域を上げるのか?
さて ここで問題ですが、そうはいっても 低域は設定では上げ気味にしています。
そもそも 低域(低音っぽく聞こえる周波数)が出ていない と思ったのでこうなるのですが、もう一つ 理由があります。

車は 静粛性が高いと言っても 多分人が音質的に感じるのは 中音から中高域が殆どだと思います。
嫌な ボーッと 言う音や ガーと言う音はかなり周波数は高い成分が多いです。
(低域の騒音は 音と言うより不快な感覚的な音に近い)
10KHz程度以上は 難しいのですが、測定すると 騒音レベルは かなり下がるので騒音とは 余り感じません。15KHz以上はそもそも聞こえないはずです。
※人が15KHz以上は聞こえないと言っているのでは無く 中域に比べ 相対的にレベルが低い と言う意味
オーディオルームも同じなのですが、実際には測定すると低域のノイズはものすごく大きいのです。
人が低音と感じるのは80Hz前後程度で、その倍音成分があると ガツンと言う感じに聞こえます。
低い周波数は 余り感じにくいのですが、問題はその低域のレベルと騒音の関係です。騒音と音量の差です
サブウーファーを入れると一般ルームでもトータルバランスは非常に良くなりますが、低域の騒音が少ないからです。逆に車は酷い騒音です。 走り出すと低域が不足しているように感じますよね。相対的にノイズが多くなるからです。
そもそも 車という騒音がある中では 音楽は聞こえずらいのに 走り出したりエンジンがかかっていると 低域のノイズが多いので 低音がかき消されてしまう といえばわかりやすいでしょうか。

※スタジオ、ホール、オーディオルームなど低域の改善で 低域の吸音 や 騒音遮断、除去 は非常に難しい。

つまり 小さな音から 大きな音まである音楽は このような 有る一定レベルの再生周波数特性だけでは決まりません。
実際 音楽に対して どのくらいのノイズがあるか、まあ オーディオルームにたとえるとどのくらい小さな音まで聞こえるか? みたいな感じかな。
音質など判断するためには 騒音レベルの周波数特性も合わせて考えたほうが良い ということになります。
聞こえ方は 差分です。
大きな騒音の中で 大きな音を出して音楽を聴いていると、音楽出力の上限が有りますし、そもそも 騒音をかき消すほどの大音量は疲れますし、危険です。

相対的ではありますが 次回は 停止中やエンジンをかけたりして その差を見ていきたいと思います。どのくらい 騒音があって、音楽との差はどのくらいあるのか? みたいな感じですね。
それも 前述 騒音は周波数特性含めた測定をした方が良いです。できれば 歪みなんかも (^^ゞ
どうなるかな?

一般的には ここまで 突っ込んで話をする必要は無いと思いますが、新型レヴォーグは 測定したくなるほど 楽しく音楽を聴きながらドライブできる車ですので楽しみです。

お楽しみに!
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