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Blue Microphones Yeti 修理 [オーディオ]

最近は 巣ごもり需要でUSBマイクが人気のようですね。音はさておき USBでつなげば オーディオインターフェースやミキサーなど要らないので 超簡単です。

というわけですが、 壊れたUSBマイクのUSBコネクタの交換です。

実売は 結構安価で 高機能です。


まあ 昨今では安価な商品は 修理の方が高く付くという理由だと思うのですが、メーカーで治してくれません。断られたそうです。 まあ これはどうかと思いますし、そういうメーカーのものは やはり できるだけ避けたいと思いますが、まあ 安価とはいえ とにかく、数万円するものでは 壊れてゴミは もったいないですよね。
しかし サポートの善し悪しが 購入時点でわからないのは問題ですね。

というわけで 修理しました。
USB_M-0.jpg

問題は よくあるUSBコネクタの不具合です。

USB_M-1.jpg

このコネクタが壊れています。
USBコネクタの小さいものは 昔から不具合が多く、スマホでもほんの少し横方向に力が加わると内部が壊れます。これって本来は設計ミスだと思うのですが・・・・
落としたわけでも何でも無く ただ抜き差ししているだけで こんなに簡単に壊れるの? 状態です。
昔 スマホで同じようなコネクタが付いていたDoCoMoの機種では修理可能とのことでしたが 新品スマホ買うほどお金がかかります とのこと。
修理してくれるだけ DoCoMoは流石と思いますが、結局 無償保証範囲外と言うことで 交換プログラムをしましたが、まあ 小さなUSBコネクタが付いているものは要注意です。
ちなみに昨今では どのスマホもコネクタが動いて壊れないように周りが埋めてありますね。
やはり 設計ミスですね。

USBコネクタは Mini USB Type-B
USB_M-5.jpg
問題は 入手ですね。中国製の製品は、流通していない安価な部品を使うことが多いみたいで なかなかコネクタなど同じものがありません。
今回も同じ形状のものは無かったので近い形状のものを手配しました。
左が オリジナルで 右が用意したものですが、取り付け部分 (出っ張りハンダ付け部分)が2カ所少ないです。これは 表からハンダ付けして補強します。
綺麗に外しますが、 半田吸い取り機で無いとなかなか外れません。
USB_M-6.jpg

まあ 見ると ハンダが上がって いませんね(^^ゞ 強度不足で歪み壊れることも多いと思います。

USB_M-4.jpg

しっかり付けます。

バラック状態でテストし問題なかったので 組み上げました。
USB_M-7.jpg

こんな感じで 突出量 などは 全く同じなので 見た目はオリジナルと変わりません。
今度はコネクタをガッチリ取り付けたので 以前よりは壊れにくいと思います。

この手のコネクタの交換ですが、ポイントは

1,接続端子配列位置と表面実装やスルーホールなど様々なものがあるので よくカタログで全く同じ位置にあるものを選択

フレームを取り付ける ハンダ箇所は 2カ所 4カ所など様々なものがありますが、 無い場合は工夫してとにかくガッチリ付ける

3,取り外しは ハンダ吸い取り気が合った方が間違いが無い。 半田ごてだけで何とかしようとする方も多いですが、結構な確率でパターンを壊しているのを見ます。

などなど 部品だけでも問題が有りますし、そもそも 分解という余計な作業が入る修理は 製品を作るより時間がかかるため、修理した方が高く付くので メーカーがやりたがらないだけあって結構面倒です。(^^ゞ

一番は 壊さないことが良いですね。

肝心の音質ですが、激安マイクなので 業務用マイクと比べてはいけませんが、歪みが多いのに歪みっぽく感じないところが良いです。
ただ パソコンを通して聞くと、ハッキリそれっぽく聞こえるので、うまく歪みっぽさを加えて演出している感じがします。
安価で 一般の方が知らずに聞くと 「良い音」 と思える ある意味上手な音質です。 




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