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スイスクワッド430MHz自作 その2 [アマチュア無線]

まあ そんな感じで 大失敗のスイスクワッドでしたが ループ歴が超長い友人がやってくれました!
なんと 上手く同調する比率を計算して かつ実機を作って教えてくれました。

これは作るしかないですね。

ということで 


輻射器 波長×1.06
反射器 波長×1.1
程度と言うことで 全開作ったものを何とか曲げ直して 間隔をつめて 732mmと774mm程度から調整を始めました。

スイスクワッド430-2s.jpg

なんと! 上手く433MHz程度に調整できるではないですか!!
スイスクワッド430-4s.jpg



ここまできたら 八木状態にして 試して見たくなりました。

というのは 夢は 導波器反射器を全てループにして試して見たいのです。
ループ系のアンテナは とにかく打ち上げ角が低くまた 面積もあるので 飛びが違います。
EMEでは 自作パラボラで交信成功していますが、移動運用などでは 打ち上げ各が低いのはかなり有利です。とりあえず 八木状態で調整できるかが今後の進展が見込めるか判断材料になります。
写真では偏波面が合っていない!?。この状態から ループの導波器を付けたいわけです。まあ どうなるか試しです。

スイスクワッド430-5s.jpg

しかし グニャグニャですね(爆) とにかく 短くするのに苦労しました (汗

導波器などを付けると どうせ再調整が必要となるので、スイスクワッド本体は 適当に調整した状態で 取り付けて再調整を少ししてみました。

スイスクワッド430-3s.jpg

JARL バンドプランでは CWは 430~430.7MHzなので このあたりにあわせてみようとテスト。FMでも使える様に 431MHz程度にとりあえず調整しました。


実は 前述どおり 導波器を全部ループでやりたいな と考えていたので、今後はこの実験をしたいと思います。

ワクワク


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430MHz スイスクワッド 自作 [アマチュア無線]

アマチュア無線をやっていると 何か作りたくなるんですね。
私はアンテナの自作は ダイポール、八木アンテナ、HB9CV、パラボラアンテナ また 放射器として記事になったりしていない(見かけない)珍しいものとして ループの多素子位相差給電など実験してきました。
。。。で 友人が大のループアンテナファンで 50MHzのスイスクワッドで移動をよくしているので 私も! と思い まず 小型で作りやすい 430MHzのスイスクワッドを作ってみようと実験を始めました。


さて まず設計ですね。 アンテナハンドブックを見ますと 
輻射器 波長*1.12*0.975=約790mm
反射器 波長*1.12*1.025=約822mm

とのことですが、作ってみました。
こんな感じ (^^;

スイスクワッド430-2s.jpg

 
・・・が ギョギョ!
これで測定してみたら大失敗(汗

スイスクワッド430-1s.jpg
なんと 初期状態では 390MHz~400MHz程度に同調しています。
ショックが大きく(笑)超ピンぼけで 調整していたらグチャグチャにしてしまいました。
あらら・・・・ 短く調整が出来ますが、全くダメ。
良かったのは スコーンと共振していて かつ インピーダンスもバッチリ50オーム。
マッチング方法などもバッチリというわけです。

んーん 作り直しです。 まあ 普通に考えるとループ長 短くしないとダメですね~
とはいえ スイスクワッドはそう簡単に調整できません。というのは 今回長さはある程度調整できるようにしたのですが、輻射器と反射器の間隔の問題も有ります。
さて いくつにすれば良いのやら・・・




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DX通信 144MHzでモザンビークと [アマチュア無線]

電話やインターネットの発達した現代では、相手さえ要れば海外の人と話をするのは比較的簡単ですが、無線となると話は別です。
電波は減衰しますし、物理的に不可能な場合も多く、遠くの場所の人たちと通信をするのは非常に新鮮で楽しく思います。

子どもの頃からの夢でもあった DX通信。海外の人と通信をしてみたい と言う願望も少しずつ実現してきました。

一昨年から本格的に始めた EME(月面反射通信)ですが、流石にアマチュアの通信の中では最も遠い通信になりますので難しいのですが、少しずつ技術が向上して150回ほど通信を致しました。

その中で難しいのは 遠い局はもちろんですが、近い局も難しいです。近距離では 直接波が届いてしまうので難しいのです。

さて 144MHz帯は VHF帯となり スポラディックE層 (Eスポ)の反射などが無ければ電離層を突き抜けてしまい 宇宙に行ってしまう電波です。つまり 近距離は良く飛びますが丸い地球での遠距離通信には向きません。 Eスポとは 上空約100km付近に局地的に突発的(スポラディック)に発生する特殊な電離層でこれを期待しても 近隣の地域程度で 地球の裏側みたいな遠方との通信は まず無理です。

ということで 月まで反射させて月が見えている地域同士で通信する EMEは このVHF帯以上の電波を使って通信が出来る可能性を秘めているのです。しかし 地球上では せいぜい数万キロメートルの距離の通信ですが、月となると 往復で約76万キロメートル。更に反射板がある訳では無いので ものすごく減衰し(およそ 7%程らしい) 距離と反射での減衰は およそマイナス240dBにもなり ハイパワーと 受信にはものすごい技術が必要です。

ということで 努力すればなんとかなるもので 珍しいところでは 南アフリカ や モザンピークなSaba Islandどと運良く通信することができました。

先日 モザンピークの 交信証が届きました!
C8T.jpg

C8T-2.jpg

この局は DXペディションといって 通信がなかなか出来ない珍しところで 有志が費用を出し合って設備を持ち込み通信・・・いわゆる サービスをしてくれた局です。
固定設備と違い 設備に限りが有るので、サービスといってもなかなか出来るものではありません。
運も大切です。

無線をやっていなければ 多分一生話すことも無い地域と交信が出来るって素晴らしいことだと思っていますし、海外から手紙が来るというのは いい年になった現在でも 未だにワクワク ドキドキします。


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パワーが欲しい [アマチュア無線]

今朝 久しぶりに EME(月面反射通信)を行いました。・・・・が 受信は出来るが 相手に届かない・・・・

日本では 144MHz帯の EME設備では 最大500Wまでしか認められていません。もちろん 落成検査を行ってのことです。
EMEを始めるきっかけですが、とにかく 受信ができない事には 通信になりませんので、まず受信が出来る事を確かめました。
受信が出来れば 微少パワーでどのくらい相手に届くかになります。
私の場合 15mの強大なパラボラアンテナの局や 8本、16本というような とんでもなく強力なアンテナ設備を持つ EMEer と交信をさせていただいて 送受信設備の状態を把握して それから落成検査に挑みました。

・・・さて
海外では キロワット級の局が多いのですが、私とは 3dB以上違います。 つまりノイズレベルとの限界点が -28~-30dB 付近にありますので 相手が私と同等の受信性能ですと 受信時自分に-25dB前後のレベルですと 交信の可能性が出てきます。

実は 環境も大切で ノイズレベルを下げるためには 宇宙からの電波以外の物を受信しづらい用にしなくてはいけません。無線は普通はアンテナを出来るだけ地上から上げるのですが、 EMEでは 下げた方が良い場合もあります。 他の電波を受信しづらくするためです。問題は落成検査で、防護指針といって 人への影響を避けるために 電界強度を下げなければならないのですが、 そうなると 地上から離さなくてはいけません。私は 免許が下りるギリギリの高さにして出来るだけ 宇宙からの受信性能を上げるようにしました。

ということで 今日は -24~-26dB程度の強さだったのですが、交信に至りませんでした。
かなり残念です。
  
私の場所では 東側に山があって グランドゲインを上手く使えません。
こうなると アンテナ増強しか 通信する手段が無い事になります。

んーん ・・・ かなり大変です。
3dBと言うと アンテナを2倍に増強しても 3dBは上がりません。 分配器などのロス分があるからです。

アンテナも巨大になり、タワーや支柱などの設備も強度が問題になります。
先日も 30m程度の強風で かなり ヒヤヒヤしました。 なにしろ 12mm厚の3-6コンパネが飛びましたから・・・かなりの恐怖を味わいました。
屋根の下に隠してあった 4m DISH も煽られて 舞ってしまい骨組みが曲がってしまいました(劇汗)

いろいろ考えること山積みです。


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アマチュア無線の醍醐味 [アマチュア無線]

今日は 朝少し時間が取れましたので 久しぶりに EME 月面反射通信をしました。

私のところでは 東側に山があるのですが、月は空に上がっているので問題ないとは思うのですが、それでも どういうわけか USA方向がダメなんです。西側は開けていて ここでも何度か言いましたがかなり調子は良いです。Ground gainも使いやすいです。

ということで 今日は USAがムーンセットとなりますので 相手のグラウンドゲインを当てにして トライしてみました。

月のコンディションというか Dgrdは -2.5とあまり良くないのですが、2局とQSO !!

そのうち 1つの局は なんと 2八木同士でのQSOでした。 

貧弱な設備では 耳が物を言います。 いわゆる感度ですね。 微弱な電波をなんとか拾い上げるということで 設備は勿論、自然のパワーも使います。 いわゆる Ground gain です。
アンテナが水平近くになると 大地の反射波の為に パワーが上がったような形になります。

当初 CQを出していたのをワッチしましたが、薄いキャリアしか受信できず、次回と言うことであきらめたのですが、チャンスが巡ってきました。
最後の 相手局が 仰角3.5度からの攻防です。

こちらには -25dBとパワー差が2倍近く有るので それを考えるとギリギリQSOが出来そうなレベルです。-28dB程度では相手に届くからです。

結果 -25前後で更新を開始しました。ビックリしたことに、最後の最後に グランドゲインが最高に上がって -22dB ! ただ こういうレベルは連続しないので 偶然です。
相手には計算通り -28dB ギリギリでした。

いやあ 力任せではありませんので、 パワーもアンテナも貧弱な設備で出来て本当に嬉しかったです。必要なのは プリアンプなどの性能だけで無く、無駄なくパワーを使ったり 受信感度を上げるアンテナの超微細な調整、アンテナ追尾精度など、技術が物を言います。
We did it with 2 yagis on each station!
と 相手局から言われましたが、うれしさが伝わってきました。

日本はパワーが500Wまでしか認められていませんし、電界強度が関係する防護指針で アンテナもパワーとの関係で ある意味制限がありますので ホント 嬉しいです。





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EME グランドゲインと 位相 [アマチュア無線]

自然現象や環境の現象はいろいろな効果を私たちに与えてくれます。

月面反射通信での グランドゲインもその一つです。
最近コンディションが良かったので夕方から夜にかけて必死に月を狙っていたのですが、全く飛ばず。。。。受信はできるのですが。。。。。

・・で 今日は 久しぶりにEME通信ができました。

ニュージーランドとドイツです。

ドイツの局と行った際には 私のシグナルは -21dB 。 普段こんなことはありません。
設備によってもちろん異なりますが、条件の良いときで 大抵 -24~-28dBです。相手局の アンテナは 16エレメント八木 X 4本。 自作1KWリニアアンプです。 詳細レポートを聞くと -21~-30dBのQSBがあったというレポートですが、実は グランドゲインをうまく使った通信なのです。

グランドゲインは 月が沈む際には普段と異なる動作をします。 受信の際に月からの直接波(月面で反射した電波が地球に届き空中からそのまま直接アンテナに届くもの)と 大地に反射した分が加算されるのです。
反射の位相が狂うと 打ち消してしまいますが、足されると、二倍くらいのゲインになります。
こちらから電波を発射している場合も同じようになるらしく、大地が反射板のようになってものすごく出力が上がった状態と同じようになるわけです。

実は 東側は山が非常に近く このグランドゲインは使えません。 アメリカ方向は ダメなんです。ところがヨーロッパ方面は素晴らしく、とんでもない出力や とんでもなくよい受信感度に見えるほど うまく作用するようです。

EME通信は -250dBほどの超凄い減衰の中で通信しなければなりません。月の往復76万キロメートルもそうですが、月での反射時には電波は非常に弱くなってしまうのです。反射板があるわけではないからです。そういう中で 必死にやっているのですが、逆に遮るものなどの影響が少ない というか わかっていることが多いので、ある程度計算で通信可能か否か計算できてまうのが、月面反射通信です。つまり インチキをやるとわかってしまいます(笑)500ワットしか出せないのに 1KW出すと 3dB強くなるわけですね。2KWでやっと6dBアップ。
日本では 144MHz帯は 最大500Wしか認められていませんので キロワットのハイパワー局レベルに見える シグナルでの通信では相手もビックリ! というわけです。

ただ 位相が異なる電波が入る通信では 様々な位相差の影響で 電波の強さがかなり短時間い変化します。これは オーディオでも同じです。通信では 短時間かつ信号が読み取れればいいのですが、オーディオでは 連続した音を聞いているのが音楽なので位相差のある信号は大問題です。音楽を汚す以外の何物でもありません。
オーディオアンプなどでは幅広い周波数かつその微妙な差を感じ取る人間相手ですから絶対に避けたい問題です。だから 神経を使っていると言うわけです。
昨今のオーディオはデジタルオーディオの普及で 測定できる精度という面で非常に進歩していますので、微細なアナログなどに関係する影響や理論が部分がわかってきている現代のオーディオでは無線は非常にオーディオと密接な関係があり、勉強になります。

デジタル全盛生まれの技術屋さんは 企業の体質からデジタル処理専門の技術屋さんになることが多く あまりアナログは触れることが無いため、アナログ関連設計は難しいと聞いています。
例えば アナログ的な基板設計は べたアースしか知らない方にはとても難しいです。逆に アナログしか知らない 真空管時代だと プリント基板での アナログの高周波設計やデジタルの高周波設計は難しいです。

様々な分野を知ることが大切ですよね。

さて 無線の話題に戻ると私の設備は 日本ということもあって出力に限りがありますので、アンテナ調整は非常に神経を使って合わせています。

EME通信に使う周波数前後にしっかりと同調させるために、市販のアンテナではありますが、改造しているのと、放射器の長さを変えて同調させています。
コンデンサーなどを追加してリアクタンスなどで見かけのリターンロスを減らしても飛びが良くないことは実験でわかっていますので 少ないパワーを有効に使うためにはこういう地道な努力が必要というわけです。

不思議なもので どんなものでもそうですが、簡単にできてしまうことはあまり面白くありません。技術を駆使するとか、試行錯誤するとか、一生懸命やった末の成功は非常に楽しいですし感動します。また 物理理論と結果が合致した際にはさらに喜びも倍増します。

んーん 楽しい! ということですが、実は 1月に人工衛星が打ち上げられ 通信をしようと思い、軌道計算をしていて嫌になったので(劇汗) 投げ出して 無線をしたというわけなんです。

最近 どうも 仕事で時間が無いので長い時間集中するのが不得意? 無理? になりました。始業時間、就寝時間など 当然厳守なので 大抵は 良いところで どうしても 中断しなければならないからです。

いまやっている バイオリン作りで集中と我慢が うまくできるようになると良いのですが(笑)




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Special Event Station for 2018 Winter Olympic Games PyeongChang [アマチュア無線]

ピョンチャンオリンピック。皆さん 観戦していますでしょうか?

ジャンプ、ハープパイプ、スピードスケートなど できるだけ結果を見ずに 夜眠い目を擦りながら見たり、録画して見たりしています。 当然ながら 会社に行かなければなりませんから 昼間は見ることができませんし、夜も疲れて眠いので どうしても先に結果を見てしまうようになるので、できるだけ ニュースは聞かないようにしながら、ニュース速報が入ってしまうスマホは見ないようにしながら(笑) ビデオを見ています。 そうすると ドキドキ感は凄いですね! とにかく 頑張る姿が凄いです。毎日感動しています。

さて そんな中 どうしても出来なかった事があります。それは オリンピック記念局との交信。 本日夕方 やっと出来ました (^^)
HL23EQG です。
Special Event Station for 2018 Winter Olympic Games PyeongChang

ということです。

記念局 日本では 8J?・・・ と始まり、サフィックスは HAMとか 分かり易いコールサインになるのですが、一部の韓国局は期間限定でプリフィックスのエリア番号を大会回数の「23」に変更してオンエアーということで インターネットで調べるまで解りませんでした (^^;


7MHz帯 でしたが ダイポールアンテナ 100W CWで 交信成功です。

ついでに 10MHzもワッチしていたら マーシャル諸島の局が・・・・
こちらも 同じくダイポールアンテナ 100W CWで交信。
ここは 距離で4000Km 強 離れていますが、先ほどやった韓国の記念局より かなり 強く入っていました。その後 ずっとCQを出していましたが、呼ぶ局が無く 運が必要だと再認識した次第です。


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皆既月食 [アマチュア無線]

今日は朝 今年初めて室内の水道が凍りました。寒暖計は マイナス6度。寒いですね~

さて 今日は 35年ぶりのスーパーな天体ショーが見られるかもしれません。
それは ひと月に2回満月が訪れる現象の「ブルームーン」、月が地球に接近した際に見える月の「スーパームーン」、そして 皆既月食が見られそうです!

https://www.nao.ac.jp/astro/feature/lunar-eclipse20180131/

皆既月食は2015年4月以来約3年ぶり。

と言うことですが、 EMEの可能性は!? 現時点で Dgrd -1.1 結構良さそうです。
(16:52 Dgtd -0.3!!!!)
そのときに 無線をやっている人がいるかいないか が問題ですが・・・・
昨日も 予行演習したのですが、無線やっている人があまりいなかったです。今日はどうなるかなあ

まあ 皆既月食でも 月が地球の影に入るだけですから、無線にしてみると 全く普段と変わらないのですが、なにか違う感じがするのは 人間が感じていることだから(汗
 あ 私だけかな・・・・・

まあ とにかく晴れることを祈っています。








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師走は忙しい・・・でも趣味も [アマチュア無線]

師走は何故か忙しいです。
んーん 区切りと言うこともあるのですが、何とか上手く一年を締めくくりたいと言うことが心のどこかに有るのだと思います。

さて そんななか、休みは全く無いので ちょっとだけ趣味を・・・・

月に数日有るか無いかの EME(月面反射通信)のチャンス。
8時に寝て(汗) 3時頃に早起きして 仕事前 1時間ほど 少しの休息時間です。
1日から今日まで 毎日できるわけでは無いのですが、10局ほどと交信しました。
珍しところでは BelizeやSouth Africa、Iceland などです。
ものすごく苦労しても出来ない物は出来ないのですが、できるとなったら あっさりできてしまうところが面白いです。

レポートは とんでもなく良く皆さんビックリしていました。 もちろん 自分が一番ビックリなんですが・・・・・宇宙に出るまでが勝負なのか? まあ ファラデー効果とかいろいろあるのですが、とにかく変わって面白いです。

昔は 地上波や電離層の反射波を使って世界中の人と通信をしていましたが、最近では EME(月面反射通信)も多くなってきたようです。 多いと言っても、日本でアクティブに通信をしているのは 数局~10局ほど。世界でも 数えることができるほどしかやっていません。逆に 少なすぎてなかなかできないという形です。アクティブな局は 世界中で 数百局程度しかいないようです。

そういえば 趣味と言えば免許。 先日友人が 2級のアマチュア無線の試験に合格されました。
なんと文系の方で 電気には縁の余りない方です。凄いなあ と思いました。
何が凄いかというと 知らない方は 遊びの免許なので簡単と思われている人も多いですが、実はかなり難しいです。合格者は 最近では全国でたった500人ほど。免許人口に占める割合は 2アマは アマチュア無線人口の たった 約2%強しかいません。
んーん 自分ももう試験は受けたくないくらい 勉強しました。(私の場合 問題なのは法規)ということですが、若ければまだしも 凄い努力をしたのでは?と思った次第です。仕事をしながら勉強をするのは かなり大変です。

と言うことですが きちんとした設備にするためには 綿密な設計や計算が必要です。測定も昔ながらの方式でも良いのでしっかりとした計測と計算が必要です。
これは 試験で出た問題も役に立ちます。また 電気的な事だけで無く 土地や建物の構造を把握しないと図面は書けませんし計算もできません。

電界強度は 防護指針といって電界強度が高いと人に悪影響があると言うことで大変重要な項目になってきました。スプリアスは 法律も変わって、様々な機器に影響を与えないように厳格になっています。

私は まず機器の性能と言うより、どうやって完璧に使うかを考えました。 アンテナ調整や設置の調整など 散々実験したあげくに設置場所を決めたりしています。 実は アンテナの設置は高い方が良いと思われていますが、EMEに限っては別です。 とんでもなく微弱な電波を拾うわけですから 高くすると妨害電波も多く拾い、通信にならないからです。強力な電波だけで力尽くで行うなら未だ良いのですが、日本は最大500Wまでしか免許になりませんし最近では様々なノイズ源が彼方此方にあるので問題です。家庭用では無く 通信でと言うことですと通常妨害電波などが問題になるのは 数百メートルとか 長くても数キロくらいだと思いますが、EMEは 自分で自分の電波を受信するのも他の方が受信するのもほぼ同じ 76万キロメートルというとんでもなく遠い距離なので、近くの小さなノイズでも大きな影響があります。

ところが 低くすすると今度は大きな問題にぶつかります。それが防護指針です。 人の生活は地上ですから 地上から離さないといけないわけです。 距離の二乗に反比例しますので すこし離しただけでもかなり変わります。

こうしたことを行いながら 重要なのは、できるだけロスさせない、100%電力を使うと言うことです。これは 何処の世界でも重要ですが、電波に限っては、ロス=妨害 にもなりかねません。
漏れた電波は 妨害する電波となって周り中にまき散らす可能性があります。

ということで 全長6mも有るアンテナですが、アンテナ調整はミリ単位。
アンテナアナライザという計測器が 役に立ちました。
ケーブルはもちろんです。コネクタも ほんの少しのロスが問題となります。

設置後 約1年を経過しますが、長かったような短かったような・・・・でも 結構楽しんでいる と言う感じがします。

仕事が忙しくても ほんのちょっぴりですが、楽しみをする事が出来て、趣味って良いものだとつくづく思っています。






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夢の実現のために [アマチュア無線]

夢は誰でも持っていると思いますが、実現は難しいですね。

ただ 遊びとなると実現 できる可能性はありますよね。というのは 「好き」だからです。
嫌いな物は なかなかおっくうですが、好きな物は行うのは簡単です。

問題は時間が無いとか 忙しいとか 生活第一なので難しい面はありますが、やれるとなったら 夢の到達はともかく 楽しむという行為は簡単です。

と言うことですが、 今回 自作パラボラで成功したのにはもう一つ理由があります。それは 危機感とでも言うのでしょうか・・・

先日 休みに 無線機の火を入れたら OMさんがCQ出していたのでお声を掛けさせて頂きました。
この方は 某 超有名日本が世界に誇るアンテナの研究などをしていた方なのですが、私のパラボラの放射器を見て 「頑張っていますね。 EMEを自作で・・・・」 みたいな話になって・・・

私は 「いやいや まだまだで 衛星通信程度です」という回答しかできなかったのです。まあ いろいろ話をネットなどで見ていますと非常に嘘というか、理論的に変?みたいな話も多いのですが、絶対にダメです。きちんとした話以外は通用しません。(笑)なにしろ 直径や放射器など いろいろな話をすると ゲインなど おおよそではありますが経験から把握できてしまうからです。 

ということで 何とか早く実現したいなぁ とウズウズしていたのです。既に受信はできていますので 問題は送信時 できるだけパワーをロスしない放射器設計と 相手などのチャンスですね。 
いつもウズウズしているとチャンスが巡ってきます。放射器は 以前調整をすませています。後はチャンスでしょうか・・・・
要は 「危機感」これが大切だといつも思っています。「やらざるを得ない」 と言う感じでしょうか(汗)

有言実行とか いろいろありますよね。 言ってしまったら やらないと これはまずいわけです。

この数日 EMEの移動局が 普段できない島に行って いわゆる サービスを行っていたのですが、一つの局のリストを見ると 交信に成功したのは全世界で わずか 200局程度。 日本の局では10局ほどです。チャンスは有っても なかなか上手く行きません。 しかし チャンスが有ったときには積極的にやらないとダメですね。いつもウズウズしていないと(笑)なかなかできません。

最近 EMEにも慣れてきてテクニックも付いてきました。 いわゆる技術が物を言う場合も多いです。お金を掛ければ OKでは無いところが楽しいのです。日本は 500ワットまでしか免許されないので 海外の局の1KW以上の局と勝負するには 技術が物を言います。

あっ! ちなみに 日本では 2列2段程度のアンテナで 500W と言えば最高峰 の設備の部類です。 これは そもそも EMEでは500ワットまでしかダメなのと 防護指針という電界強度が 人が生活する空間で ある程度低くならないと免許になりません。つまり ゲインのあるアンテナだと アンテナをどんどん高くし電界強度を下げるか アンテナのゲインを下げるしか方法が無いのです。・・・・が、海外では 1~2KW。8パラ 16パラ なんていう局もいます。そこで技術でカバーです。

受信では ケーブルロスを減らしたり、NFの非常に優れたアンテナ直下型のプリアンプなど使うという手段がありますが、感度が良い=他の不要な電波も良く拾う と言うことなので何とかしなければいけません。
たとえば フィルタ。最近はデジタルフィルタなので ある程度細かく 帯域などコントロールできます。EMEをやっていますと 普段気がつかない 微細なノイズ。それも ずっと出っぱなしの不要放射がかなり気になります。 要は 微弱な月からの反射波を邪魔して上手く受信ができなくなるのです。
以前は これを避ける様にして周波数を選んでいましたが、最近は 対処が可能になってきました。
今回のような 特別な移動局は周波数をこちらの都合に合わせ変えてはくれませんので こちら側が対応しないといけないからです。

その方法は できるだけ 帯域を狭めて まず周辺の不要放射成分をカットして 総合的な SNを上げます。あまり狭くすると 欲しい電波も上手く受信できなくなるようです。 さて これを行っても私の無線機は数十ヘルツ毎の帯域変更しかできないので 問題は、相手局のキャリア付近にある他からの不要放射ノイズですね。フィルタで落とすと必要な信号が消えてしまうことがあります。
これを対処するのは RIT(受信周波数を少し可変)を使ってフィルタの通過帯域外にできるだけ 少し移動させます。 こうするとかなりSNは改善され 受信できる つまり デコードできる可能性が高まります。送信は 固定で関係無いので問題はありません。

今回は 同一周波数で交信していたのですが、隣接する場所に いくつもこういう電波があってかなり苦労しました。強烈な電波があったのです。一時はあきらめたのですが・・・・でも・・・ となったわけです。

水晶発振器などからの不要な電波は いわゆる温度ドリフトや時間で周波数が動いてくれるので 待っているという手も有りますが、余り時間が有りません。そこで今回の手を使ったわけです。

趣味は いろいろありますが、ゴルフなどは 用意~疲れました~ 回復(汗)まで含めると どうしても一日以上必要ですが、 無線はほんの少しの時間でも楽しめる場合もあります。お休みのちょっとの時間とか 早起きをするとか いろいろ作戦はあります。

というわけで またまた なにか 目標を立てて またやらざるを得ない と言う状況になることを考えています(笑)

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