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パソコンのコンデンサーパンク修理 [パソコン]

1年ほど前くらいから急増した パソコンのコンデンサーパンク修理。
写真は 今日だけで持ち込まれたパソコン用マザーボードです。(大汗)

パンク修理というと 車のようですが、電気製品に使われている電解コンデンサーは使い方を間違えると結構パンクするのです。
びっくりしている方もいると思いますが、そもそも コンデンサーはパンクするものなので「防爆弁」といわれるものが昔はついていました。
現在では コンデンサーが爆発しないように いろいろ細工がされてる様です。
私が中学校の時初めて破裂させたコンデンサーは 真空管アンプのコンデンサーでした。
逆接(プラスとマイナスを間違えた)して 破裂したコンデンサーは 天井まで吹き飛びました。
結構危険です(爆) ボールペンのキャップを想像してください。そのキャップがアルミでできていてボールペンの部分は 構造は違いますが ゴムキャップになっています。
ゴムと電極が残って アルミのキャップが吹き飛ぶのです。

というわけですが、今回持ち込まれたマザーボードは Pentium3 カッパーマインなど の時代のものと Pentium4と現在の主流のものです。

写真の様に現在のコンデンサーは 上面の切り込み部分がふくらみます。これで 内圧を逃がしているのだと思いますが、この写真の右側のコンデンサーのように昔のもののような 吹き飛び寸前のものもありました。

また この写真のような液漏れも起こしており、コンデンサー交換だけでなく基盤の腐食も心配です。

そもそも このコンデンサーのパンクはどうして起こるのでしょうか?
1,耐圧オーバー
2,使い方の誤り
3,コンデンサー自体の不良
4,寿命
という形が多いと思います。しかし 原因をみると 設計ミスが原因としてあることがわかると思いますが、コンデンサーの不良もあるのです。しかし なぜ 今になってこんなに問題が多くなったのでしょうか?
実は 使われているコンデンサーは105度品なのですが、こういう問題が浮上したのは10年以上も前の話です。産業用や寿命が問題となる機器では非常に気を遣いました。サーバーやワークステーション用のボードは OSコンデンサーという 非常に高性能でなおかつ高額なコンデンサーが使われていますが、安価な民生用のボードではコストの関係や寿命の関係で安価なふつうのコンデンサーを使わざるを得なかったのだと思います。
また 使い方にも問題があると思います。よく壊れるのは小型のパソコンで 熱の上昇は寿命を加速的に締めます。
私のDPATが大型なのや何十種類というケースを試験したり、設計して試作したりしたのは こういう理由でできるだけ温度を低めに保ちたかったからです。
格好は2の次、DPATは音質第一なのです。
もちろん サーバーやワークステーションも同じで継続できる性能第一です。

皆様も パソコンの温度には気を遣いましょう。一般には家庭用機器ですから、空調のある部屋に入れて使うことはできないと思いますが、できるだけ通風の良い場所におくことが大切だと思います。

さて メーカーさんにこの修理を依頼するといくらかかるか!? 恐ろしくていえません(爆~~)
私の 5~10倍(笑) 自分もこのくらいほしいです (^^;;;;;


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