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夢の実現のために [アマチュア無線]

夢は誰でも持っていると思いますが、実現は難しいですね。

ただ 遊びとなると実現 できる可能性はありますよね。というのは 「好き」だからです。
嫌いな物は なかなかおっくうですが、好きな物は行うのは簡単です。

問題は時間が無いとか 忙しいとか 生活第一なので難しい面はありますが、やれるとなったら 夢の到達はともかく 楽しむという行為は簡単です。

と言うことですが、 今回 自作パラボラで成功したのにはもう一つ理由があります。それは 危機感とでも言うのでしょうか・・・

先日 休みに 無線機の火を入れたら OMさんがCQ出していたのでお声を掛けさせて頂きました。
この方は 某 超有名日本が世界に誇るアンテナの研究などをしていた方なのですが、私のパラボラの放射器を見て 「頑張っていますね。 EMEを自作で・・・・」 みたいな話になって・・・

私は 「いやいや まだまだで 衛星通信程度です」という回答しかできなかったのです。まあ いろいろ話をネットなどで見ていますと非常に嘘というか、理論的に変?みたいな話も多いのですが、絶対にダメです。きちんとした話以外は通用しません。(笑)なにしろ 直径や放射器など いろいろな話をすると ゲインなど おおよそではありますが経験から把握できてしまうからです。 

ということで 何とか早く実現したいなぁ とウズウズしていたのです。既に受信はできていますので 問題は送信時 できるだけパワーをロスしない放射器設計と 相手などのチャンスですね。 
いつもウズウズしているとチャンスが巡ってきます。放射器は 以前調整をすませています。後はチャンスでしょうか・・・・
要は 「危機感」これが大切だといつも思っています。「やらざるを得ない」 と言う感じでしょうか(汗)

有言実行とか いろいろありますよね。 言ってしまったら やらないと これはまずいわけです。

この数日 EMEの移動局が 普段できない島に行って いわゆる サービスを行っていたのですが、一つの局のリストを見ると 交信に成功したのは全世界で わずか 200局程度。 日本の局では10局ほどです。チャンスは有っても なかなか上手く行きません。 しかし チャンスが有ったときには積極的にやらないとダメですね。いつもウズウズしていないと(笑)なかなかできません。

最近 EMEにも慣れてきてテクニックも付いてきました。 いわゆる技術が物を言う場合も多いです。お金を掛ければ OKでは無いところが楽しいのです。日本は 500ワットまでしか免許されないので 海外の局の1KW以上の局と勝負するには 技術が物を言います。

あっ! ちなみに 日本では 2列2段程度のアンテナで 500W と言えば最高峰 の設備の部類です。 これは そもそも EMEでは500ワットまでしかダメなのと 防護指針という電界強度が 人が生活する空間で ある程度低くならないと免許になりません。つまり ゲインのあるアンテナだと アンテナをどんどん高くし電界強度を下げるか アンテナのゲインを下げるしか方法が無いのです。・・・・が、海外では 1~2KW。8パラ 16パラ なんていう局もいます。そこで技術でカバーです。

受信では ケーブルロスを減らしたり、NFの非常に優れたアンテナ直下型のプリアンプなど使うという手段がありますが、感度が良い=他の不要な電波も良く拾う と言うことなので何とかしなければいけません。
たとえば フィルタ。最近はデジタルフィルタなので ある程度細かく 帯域などコントロールできます。EMEをやっていますと 普段気がつかない 微細なノイズ。それも ずっと出っぱなしの不要放射がかなり気になります。 要は 微弱な月からの反射波を邪魔して上手く受信ができなくなるのです。
以前は これを避ける様にして周波数を選んでいましたが、最近は 対処が可能になってきました。
今回のような 特別な移動局は周波数をこちらの都合に合わせ変えてはくれませんので こちら側が対応しないといけないからです。

その方法は できるだけ 帯域を狭めて まず周辺の不要放射成分をカットして 総合的な SNを上げます。あまり狭くすると 欲しい電波も上手く受信できなくなるようです。 さて これを行っても私の無線機は数十ヘルツ毎の帯域変更しかできないので 問題は、相手局のキャリア付近にある他からの不要放射ノイズですね。フィルタで落とすと必要な信号が消えてしまうことがあります。
これを対処するのは RIT(受信周波数を少し可変)を使ってフィルタの通過帯域外にできるだけ 少し移動させます。 こうするとかなりSNは改善され 受信できる つまり デコードできる可能性が高まります。送信は 固定で関係無いので問題はありません。

今回は 同一周波数で交信していたのですが、隣接する場所に いくつもこういう電波があってかなり苦労しました。強烈な電波があったのです。一時はあきらめたのですが・・・・でも・・・ となったわけです。

水晶発振器などからの不要な電波は いわゆる温度ドリフトや時間で周波数が動いてくれるので 待っているという手も有りますが、余り時間が有りません。そこで今回の手を使ったわけです。

趣味は いろいろありますが、ゴルフなどは 用意~疲れました~ 回復(汗)まで含めると どうしても一日以上必要ですが、 無線はほんの少しの時間でも楽しめる場合もあります。お休みのちょっとの時間とか 早起きをするとか いろいろ作戦はあります。

というわけで またまた なにか 目標を立てて またやらざるを得ない と言う状況になることを考えています(笑)

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