コバルトと最先端材料

ふとテレビをつけたら　東京工業大学の細野さんの番組をやっていたのですが、材料の関係の権威で　大きな発明では　高温下の鉄系超伝導物質の発明です。
さて　この研究室で新たな材料の開発に取り組んでいるようなのですが、次世代半導体の製造に関することを少しやっていました。従来はシリコンウエハーを使い基板屋回路を形成していくのですが　今回は別の方法で、高出力レーザーを使い超伝導物質などを　吹き飛ばすような形で　多層に蒸着？　させるような手法を用いていることを解説していたのですが、その中に　やはり登場してきました　「コバルト」　ほんの一瞬なのですが、学内の研究の内容のレポート？発表の際　「コバルト」についてすこし先生が触れていました。「コバルトは拡散するのか！？」の質問に対し　研究員は　「実験済み」との回答。
いやあ　やはり　コバルトは最先端の科学でそこら中で密かに使われているようです。
当方で使っている　プラグや　ブレンドチューンなどに使っている　コバルトシリーズですが、やはり白金系の金属との合金ですし　多層にメッキしています。
使用分野は違いますが、　コバルトと多層　と言う部分で　何か親近感が生まれました。
と言いましても　当方のものは　そもそも　アメリカのベル研で開発したものを　ベースに多層化して利用しているだけの話で　材料を作るほどの力はあるわけもありませんが、多層化したり　かなり工夫をして作っています。

音響や車などのパーツとして利用しているのは日本では　多分当方だけの技術となりますし、世界でも聞いたことがないので　逆にまだまだ隠れた利用方法があるのではないかと　また研究してみようと言う気になったと言うわけです。

コバルトを含む合金が普及しない理由は　簡単で、高額　だからだと考えています。あまりに高額ではありますが、それでも　特別な特性を示しますし、　やはり販売しながらですが、もっと利用法法はないのかと気になる存在です。