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PCオーディオを極めるためには? [オーディオ]

さて この回答はあるのでしょうか? 今回のイベントは、 この一つの回答になると思う、さまざまな 種類のトランスポートの音を比較しました。

・・・で 今回のイベントには たくさんの方にお集まりいただきありがとうございました。 関心の高さにも驚かされました。

・・・で 結構真髄に迫る実験を行いました。 それは デジタル出力を比較するということです。
条件を変えれば 音は変わって当然です。単品の機器 もしくは システムの比較には できるだけ条件を変えないようにしないといけません。
今回は トランスポート もしくは トランスポートとしての構成品を比較するということで、デジタルSPDIF
以降は変えずに比較しました。

CDトランスポート
iPadにUSBーDD機器を繋いだトランスポート構成
iPodにDD機器を使ったトランスポート構成
LinuxコンピュータにDD機器を繋いだトランスポート構成
DPAT2

これだけのものを比較しましたが、すべて音がかなり違います。 もっというと 同じUSB-DD機器を繋いでも コンピュータが変わると音が変わります。 もっというと デジタルSPDIFなのに音が変わる。

コンピュータでオーディオを行っている場合 あるいみこれは日常茶飯事的な感覚ではあるけれど、改めてこれだけ機器を変えて比較しその差に びっくりしてしまいます。

デジタルなのになんで音が変わる?  の回答の一つがDPAT-01で できるだけ音を変えないようにした結果できあがった方式だったのですが、当然 SPDIF以降を変えれば音はどんどん変わりますし、もっというと オーディオにはまだ終わりがなく、この変化が逆に楽しいとさえ感じて来ました。まだまだやることはあるのです。
今回 トランスポートの方式による音の違いを比較しましたが、もちろん 機器によってもその違いがあります。同じCDトランスポートでも音はまったく違いますよね。 ですから 本来大切なのは方式ではなく その機器の音だと思います。ただ 一つ言えることは 方式の違いによって持っている 独特の音の傾向 があると思います。 わかりやすく言うと CDトランスポートのハイエンド品は 「厚み」 という感じや トータル的な音楽性を感じるものが多いです。 ただ まわして再生するとやはり雑みがあるような感じがどうしてもすると思います。 反面 よくできたパソコンを使ったものですと 一般的には 「全体的にクリアーな感じ」がします。しかし 一般的には 音が薄い という感じがします。 
本当は こういう 良い面を集めたような機器が その価格に応じたクオリティで達成できれば一番いいのだと思います。

ということで  今回はシステム的な違いはもちろんですが、価格的な違いも含めそのクオリティやコストパフォーマンスの例としても比較視聴できるような形でいろいろなものをお聞きいただだいた というわけです。私としては そういう 方式固有の欠点をできるだけ改善し 方式固有の利点を伸ばした 機器や改造を紹介したつもりです。

そしても一つ。 こうしてトランスポートだけを変えても こんなに音が変わるのですが、 これは アクセサリを楽しむとは比較にならないほど変わる場合もありますし、 もうひとつ言うと 条件を変えれば どんどん音は変わります。

トランスポートが同じでも DAC、アンプ、スピーカー、部屋 など もう無限の変化があると思います。 こんなに変わるから オーディオは楽しいのだと思います。 これは リーズナブルな価格帯のものはもちろんですが、ハイエンドでも同じです。  そして 今回 ちょっと時間がなく イベントの前に聞いていただく形になりましたが、 このところの連載の話題のヘッドフォン。 Edition 900ST8(笑)ですが、 ユニットが同じでも こんなに音が変わる。 そして 聞く人によって感覚が異なるのです。 これ 当たり前ですよね。 人の顔の形や耳の構造や 音の好みなど ほとんど耳に付いている状態でも変わりますし、 ユニットが同じでも変わります。SONY CD-900STですが、こんなに厚みのある音がします。条件を変えるとこんなに変わってしまう という例です。

・・・・で 条件をできるだけ同じにする比較試聴は 機器の比較には大切なことですが、最終的な音決めは 人の違いも含め 無限の組み合わせがあると思ってもよいと思います。 そんななか 迷わずある一定の方向性を示唆してくれる標準機的な存在も大切なのではないかと思っています。 極める ということは こういうことからするとできないことのように思いますが、 そうではなく こういうことは言えるかもしれません。 自分に合わせた方向性を感がらその方向に進む ということができれば それは妥協を含んでいますが、 その妥協は 妥協ではないものになり、極める最短の方針になるような気が私はしています。

オーディオはまだまだ無限の楽しみがあると思っています。 




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