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私がこだわる再生テスト手法  [オーディオ]

オーディオは本当に難しいです。 この大きな理由は 最終的なスピーカーのエネルギー変換効率の悪さに有ると思っています。この話題は AVフェスタなどのイベント公演から 現在の試聴会などで 例を変えてずっと言い続けていることですが、とにかく オーディオ再生ではもっとも問題となる部分の一つだと思っています。

スピーカーのエネルギー変換効率 は、低いものですと コンマ数パーセント、良い物でも 数パーセント程度で エネルギーの殆どはロスとなって捨てられます。
ところがホーンスピーカーになりますと 格段に性能は上がり 20~30%にも跳ね上がります。
昔から テストなどでホーンスピーカーを使う 理由になります。

昔は 様々な理由で高性能かつハイパワーは得られずらかったので ハイエンドオーディオマニアはホーンスピーカーを使って再生することに情熱を燃やしましたが、現在では 半導体の進歩やデジタル技術の進歩で 本来の姿を見失っている感があります。

これら 変換効率の話は 多くの方が知らない話かと思います。

ホーンスピーカーは ホーン効果のある再生帯域が狭く どうしても マルチウエイになります。 そうなると 今度は他のユニットとの繋がりなどに関係する様々な問題が発生します。低域になればなるほど とてつもなく巨大になりこれも問題です。
指向特性的な問題もあり、聞く位置を狭い範囲に固定しても 空間での混ざり具合とか様々な問題が発生するようです。
とにかく難しいのですが、 エネルギー変換効率は 一般のスピーカーの比ではありませんので、現在でも何とかしたいと頑張っている方も多いです。

これらの話は スピーカーに限らず様々な部分に影響していきます。簡単なイメージを言いますと 効率の悪いスピーカーでは 微細な変化は再生されないのです

そうなると 何とか再生する為に ハイパワーアンプを使うことになりますが、 ハイパワーアンプは 様々な理由で良い物が作りにくいのです。

当然ながら エネルギー変換効率の悪いスピーカー と ハイパワーアンプを使っている場合、プレイヤーやDACなどの性能差も解りづらくなります。

誤解されたくないので 逆のパターンを言いますと 効率が悪くても、本当に良いハイパワーアンプで再生すれば 変換効率の悪さが有ったとしても微細な変化を聞くことができます。
しかし 私が言いたいのは 殆ど捨てられているエネルギーの問題で、本当にハイパワーだけで解決できる問題なのか? と思ってしまうと言うわけです。 つまり ホーンが良いと言っているわけでは無く、 長所短所が有り、様々なもので検証しないと見間違えることもあると言うことです。

次回は 微細な変化の検証について書いてみたいと思います。

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