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オーディオマスタークロック その2 [オーディオ]

 オーディオ機器の内部で使われているのは 方形波です。
方形波は ものすごく高い周波数成分が入っていて伝送が重要だと言うことを前回書きました。

さて どのくらいの成分が含まれているのか? 具体的に書いて見たいと思います。

矩形波は フーリエ展開すると、何処までも続きそうで恐いのですが、 おおよそ 数十倍程度までで、ほぼほぼ方形波としては見栄えも良くなってきます。
逆に言いますと 使われている方形波そのものが、完璧な方形波では無いので 考え方としてそのくらいあればその波形を十分再現できる と言うことにもつながります。

たとえば 1/10になる つまり -20dBの成分になるのは 11次の高調波であり、周波数が1000倍で 1/1000ですから やっと -60dBです。
デシベルという単位は難しかもしれませんが、 オーディオで、ノイズが-80dBとか言うのでおおよそ凄い事になっている と言うことは想像できると思います。

さてさて そうなると ワードクロックが192KHzと言っていますが、 192KHzの方形波をとりあえず伝送するには 10倍とか100倍とかの帯域が必要だと言うことは理解できると思います。

約2MHzとか約20MHzとかそういうオーダーですね。 もはや 無線などの高周波の世界に突入しています。192KHzとかそういう話とは変わっていることに気がつくと思います。

いやあ えらいことになってきた・・・ と考えるのはまだ早いです。

 実際には もっと問題になるのです!!! それは オーディオ機器の内部は 192KHzの場合でも 192KHzで動いているわけではありません。

さらに 256倍とか更に高速で動いているのです! それは ワードクロック 192KHzの間に 左右チャンネルのデータを伝送しなくてはいけないからです。
その周波数は 128倍や256倍などに達します。48KHzの系列で言うと 24.576MHzとかですね。
少し オーディオのハードウエア的な話をするとでてくる数値ですよね。

あああっ! と気がついた方も多いと思いますが ほんの10倍でも その成分は約250MHzに達します。 とんでもない世界に突入していることが解ると思います。綺麗に! なんて思うとギガ帯に突入! もう何が何だか解らなくなりますよね。

さて そういう周波数では 何が起こっているのか!?  またゆっくり話をしてみたいと思います。
 

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