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オーディオとタイヤ? [オーディオ]

オーディオとタイヤ? カーオーディオ? と思われるかもしれませんが、まあ お聞きください。

さて タイヤですが、一時期 空気ではなく 窒素ガスを入れるというのが流行りましたよね。
どのくらい効果があるのだろうかという思いで 私は、自家用乗用車には 導入していません。
・・・で 昨日友人からそんな話題が出ましたので、昔考えたことを思い出しました。

さて
というのは そもそも 空気は窒素が約80%近く含まれていますので残りの20%強をどうするか という話になるわけですね。
そう考えると 言うほど対費用効果が無いのでは? と考えた次第です。

実際は ほとんどわからないとか そういう感じですが、最近再度調べたら 販売しているとこでさえ 分からない ということが書かれているものがあり、この販売店は正直だなあ なんて思いました。

もちろん効果が無いわけではなく、特に 窒素ガス用に作られたタイヤでレースをする際などは 効果があるようですね。また 敏感な人なら フィーリングが変わったことに気が付きそれが心地良ければ、その心地よさとの対費用効果となるので これは金額では決められませんから良いと思います。
私のことを言うと 少なくとも今はレースや自動車競技は行いませんし、街中を 30-60㎞/hで走ることがほとんどなので その対費用効果はものすごく悪い・・・・ いや それより無いというのが実情だと思います。競技をやっていた時も そういうことより 腕とかタイヤそのものの性能やアライメントなどのほうがタイムに影響しましたので 全く考えてもいませんでした。窒素ガスを入れても タイムが劇的に縮むわけではないからです。F1などの世界で全てをやりつくした際には そういうことも考えられるのだと思います。

・・・・・で 本題です。
オーディオではどうでしょう!? これも なんだか窒素ガスに似ています。
ところが ちょっと異なるのは、価格的にタイヤの窒素ガスとは異なり、多くの場合オーディオを突き詰めていきますと価格的に高額になりますよね。
そうなってきたとき 良い音を追及するという立場でいうと 近道なのは 対費用効果の良いものを主に導入していく ということがあげられると思います。

製造会社では非常に大切な クオリティコントロール。QC といいますが、皆様聞いたことがある人も多いと思います。
その中で 非常に大切な道具が「パレート図」になります。

パレート図とは、データを項目別に分類して、大きさの順に並べた図になります。
オーディオで例えると 効果がある順番に並べている状況を考えると想像しやすいと思います。

つまり 自分にとって重要な項目を抽出することができます。

さてさて そういう時、前述 対費用効果も考えなければなりません。趣味や仕事では当然だと思いますが 同じ金額をかけるのだったら どこが改善効果が大きいか 
これは 少し難しいのですが、金額の考え方は 同程度の とか 多少大きくても効果の多い ということも含まれますので、基準が沢山あるので本当は難しいのですが、自分なりに考えてみるといいです。

一例として 分かりやすいものを言いますと

1、50万円の機材に 5万円のケーブル
2、5万円の機材に 50万円のケーブル


1と2 のどちらが より良い音質になると思いますか? もちろん 正解は無いのですが、一般的には 1と感じます。
というのは 機材は アクティブな電子回路ですから、お金をかければかけるほど性能は一般的に上がり アンプで10倍も金額が異なりますと その性能差は顕著に出ます。

ところが 2の ケーブルは、コストパフォーマンス云々があるとはいえ さすがに 10倍も差があると機材の性能が良くないので ケーブルで音質が仮に変わってもその差を感じる度合いが少なくなってしまいます。特にスタティックなアイテムは変わったことがわかりずらいです。
大きく変わるという人もいらっしゃいますし、良いものは確かに良いのですが、業務では そういうことをしないことからわかるように 一般的ではないですし、効果の大きさ つまり 絶対的な変化とそれにかかる費用を考えるとそれほど良い選択ではないはずです。

こういうことを 自分の評価基準に従って ある意味 その変化をパレート図化して考えてみると機材は選びやすいと思います。

ただし、楽しみ方は人それぞれです。5万円の機材を何とか 10万円 20万円の機材と同じ音にならないか ということでいろいろ行う楽しみ方ももちろんあります。そうなると 同額程度までは アクセサリに投入しても面白いかもしれませんね。
また アクセサリではなく そのものを変えていく改造でよく言う話なのですが、 10万円のアンプを改造で 100万円のアンプと同じような音質にするのは非常に難しいです。
軽自動車を使って F1と同レベルにしたい という感じ(絶対的なレベルは違うので例えればということです)に似ています。 そもそものベースが違うわけでこれを いじって何とかするより大抵は 目的のものを買うほうが遥かに安価です。楽しみは抜きにして 対費用効果があまりにも悪すぎる という感じになります。ベースがそれなり だからです。

改造も 金額的には同程度までが良いのではないかと思います。車でもそんな感じでした。
ベース車両を買って それと同じくらいかけるとかなり凄い競技車 つまり勝てる車になりました。もちろん 腕やメンテがある場合です。
ただ ベースが悪いと どんなことをしても、ベース車両の良いものに勝つにはかなりの投資が必要になり コストパフォーマンスは悪いと感じました。そういう部分がありますと あまり楽しくないのでワンメークとかカテゴリ分けするのはそういう意味も含まれると思います。 

最近思うのですが、究極の性能を求めますと ごまかし やアクセサリでは絶対に到達できない世界があります。そういう場合は やはり計画を練って投資額に見合った最高の性能アップをしたいですよね。

ということで 梅雨ですし 外で遊ぶ機会もあまりないと思いますし、夜はリラックスしながら そして お好きであれば お酒でも飲みながら オーディオの改善案をじっくり練ってみてはいかがでしょうか? 
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