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馬力のお話し [車・バイク]

まあ どんなものでも パワーは 皆さん欲しいものの一つですね。
非力な物より 力が合った方が良い! というわけですが、実は適正な力というものが有ることを忘れてはいけません。 車やバイクだけで無く オーディオも同じです。「過ぎたるは及ばざるがごとし」

オーディオの話は以前何回かしましたが どうも ハイパワー=音質が良い と勘違いしている人が多いみたいです。 本当は逆のこともありますし 適正 と言うことがあるので かなり難しいのですが・・・まあ その話は また今度。


さて 男の子(笑) が欲する馬力 まあ こんな式でですね。
1馬力(1仏馬力ps)=0.735.5kw
最近は (汗) 1999年頃? だと思いますが kw表示が義務付けられました。なんだか ピンと来ません。体に染みついているのは 何キロの車体で何馬力 みたいな感じですから・・・

まあ 馬力の方が分かり易いです。・・・で 馬力(汗

馬力は大きい方が当然 力はあるのですが・・・・・ ← ちょっと待った!!
 

ということで・・・・ 頭の痛くなる既に既知の解説

最近は 200馬力なんて言うバイクも登場していますが、なんか凄いですね。 車体だけならパワーウエイトレシオ 1kg/ps なんていうとんでもないものが登場しています。
バイク選びは ホント 楽しいです。 なにしろ昔は考えられなかった凄いバイクが登場していて それを所有できるんです。無改造で昔の改造車 いや それ以上ですね。

まあ バイクを選ぶ際には楽しませていただきました。まあ そんなバイク選びの際に疑問に思った事! それが 今回の話です。

 私にも運転できるだろうか? 。。。 もちろんできますよね。 きちんと免許がれば まあ 普通は運転できないなんて言うことはありません。市販車ですから・・・ 昔は 750ccまでが一般市販車でした。まあ 車体も重いですし、アクセルを開けてもなんともないというか 市販車の常識範囲 みたいな感じに思ったものです。ところが 最近は 200psなんていうバイクが普通に売っている。これは気になりますよね。

・・・で 考えた結論ですが 「200psを使えるか!?」 と聞かれたら、それは 使える人は日本の一般道では無い と言うのが現実のようです。

馬力というのは トルクx回転数x定数 となります。 つまり 馬力を上げたい場合 トルクを上げるか 回転数を上げるか それとも両方 上げる ということになりますよね。
馬力を上げるために回りやすい多気筒エンジンになるのはそういう意味があります。

ハイパワーエンジンの最高回転数が高いのは至極当然で、必然的に最高回転数が高くなってしまうと言うわけです。トルク値が同じ場合は 最大トルクの発生回転数を上げて、最高回転数を高くすればハイパワーエンジンになる事が解ると思います。

裏を返すと 排気量が同じで 同じトルク値だったら ハイパワー車の方が、最高トルクを発生する回転数が高いわけなので 低速ではトルクが少なくなり乗りにくいことになります。 フラットなトルクカーブは難しいからです。(いつでも 最高トルクは出せない)
いくら 200psのバイクでも最高出力発生回転数が13000rpmなら たとえば8000rpmしか回せなかったら 200psはでません。あたりまえの話です。

またまた つまり・・・・ 前述 200psのバイクは!?
バイク選定の際に 少し調べてみたのですが、国内の200馬力近いバイクの最高出力発生回転数
は 13000rpmくらいです。その状態前後での1速ギアでの速度は約140km/h~150km/h

ということは!? そうです。日本国内の高速道路含め他一般道では そのようなバイクの最高出力の回転数を堪能する場所は無い ということになります。 パワーを堪能できる場所は無いのです。
もちろん 回転数は最高出力発生回転数まで回せますが、そこまで回すと交通法違反になるので回せない と言う形です。

例外としては なんと Ninja H2 SX は 一速ギアで120km/h 位らしいので 東名の110km/hの速度制限区域では 一応最高回転数付近までは回せること言うことになるみたいです。でも 50kmからの加速しか出来ませんよね。

ということで 合法的に、とりあえず 一速で良いのでしっかり回せそうなバイク(汗)をいろいろ調べると 最近のバイク100ps前後のバイクという事になります。
たとえば Z900 とか MT-09とか CBR1000RRとか・・・・

さて もう一つ問題が有ります。それは アクセル開度。最高出力を堪能できるか? の問題です。
200Kg も無い比較的軽量なバイクで100psを超える様な場合は、アクセルを開けるだけで ウイリーしてしまって 結果アクセルを開けることが出来ません。 つまり 全開加速は出来ないという事になります。一速で回りきるようにギア比(減速比)が高い(比率が大きい)場合は 路面に伝わるトルクがありすぎてアクセルは不用意に開けられなくなります。

 回転数は空ぶかしで解るとおり 負荷が無い場合は アクセルをさほど開けなくても 回ってしまいます。パワーは要らないのでアクセルを開ける必要はありません。 裏を返すと パワーは当然出ていません。

・・・・・ そう考えると 夢が無い話になりますが、結局ハイパワーバイクを買っても、そのパワーを堪能することはかなり難しい と言うことになってしまいます。

今さら言わなくても こんなことは誰でも解っていると思われる話ですが、実際に 選んだりする場合にはどうも 忘れてパワーが気になってしまいます。男の子の特性として パワーにはあこがれるからです(劇汗

最近動画を見ていますと サーキット走行を楽しんでいる人が多いようです。 なるほどなぁ と思いました。直線距離が短い場合は最高速領域でのフルパワーは楽しめなくても 少なくとも加速では エンジンの持つ性能を使うことが出来そうですよね。

昔 富士スピードウエイを FC-3Sで走ったとき あっと言う間に最高速になってしまいました。いわゆる 思いっきりアクセルを開けても全く問題が無い安心感(笑)で走れました。
あたりまえの話で パワーウエイトレシオは 当時の改造車でも せいぜい 4~5kg/ps 一輪にかかるパワーはさらにその半分です。バイクに比べたら超安定(汗
ところが バイクは・・・・ たとえば200kgの車体に 人間 をいれても150psだと 2kg程度。

いやあ とんでもない事になっていますね!  2Kg/psというと 車でいうと 2tの車に1000psです。 路面に力を伝えると言うことから言うと一輪にかかる力では さらに2倍。

一月ほど前 仕事帰りの高速道路で東京から来たバイク乗りのかたと話をしました。
そのひとは Tracer900に乗っていたのですが 以前は YZF-R1に乗っていたそうです。 細かい事は言いませんでしたが理由は 「結局全てを使える場所がサーキットしか無いから」 ということのようです。 

趣味の物は 所有する喜びや いじる楽しみ サウンドや見て楽しむなどいろいろな楽しみ方があるので人それぞれで良いのですが 私の場合は やはりできるだけ性能を生かして乗りたい という想いがありましたのでバイク選択の理由の一つとしています。失敗した と思って直ぐに買い換えるわけにはいかないからです。ということで 試乗は非常に大切ですよね。

とは言いつつ 乗り切れないものも所有はしたいのですが(汗) 今は 乗る事に専念かな・・・


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