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接地を強化しても改善されないオーディオ!? [オーディオ]

接地(アース) の問題はオーディオではずっと問題視されてきました。 本来は 誰でも感じるはずの接地ですが、オーディオはその差が良く分かるものの一つです。それは 音の変化に現れるからです。 さて そういうことで 接地をガンガン行って できるだけ0Ωに(ゼロオーム)に近づけようと頑張りたいですよね。理想を求めたいからです。 ところが なかなかうまくいかないのが オーディオ というか 接地なのです。 多くの人は 0Ωにすればいいと思って一生懸命行いますが、残念ながら ゼロには決してなりませんし、なったとしても諸問題があって解決には至りません。  お約束というか いつも言うことなのですが、 確かに音は変わりますが 良くなったのかは別の話です。 その理由は なんなのでしょうか? その一つに 日本の接地方式の問題があります。またまた最初に言っておきたいことなのですが、接地方式や接地を現状の一般的な解決方法でいろいろやっても、解決には至りません。 本当に解決したら 日本中の・・・ 企業が喜ぶ事態になり、解決した会社は大金持ちになること間違いないはずです。ただ 完ぺきではないにしろ 場面ごとに有効な手段はもちろんあります。いろいろなメーカーが その対策、できれば どの場面にも合う対策を模索し、日夜努力しています。 さて 現在は 昔と違って様々な電子機器が動作しています。その電子機器が発する いわゆる不要なもの。ノイズですね。 多くの方は このノイズを嫌って・・・ あっ! 話が前後しました。 ノイズ=音質が悪くなる というイメージで何とかしたいと思いますよね。 多くの方が考えるのは ノイズの阻止 です。 機器が受けないようにすれば解決! という図式ですね。 ところがそんなに簡単ではないのです。 阻止するとそのノイズはどこに行くのでしょうか? 実は ノイズもある意味 電気の流れですから、熱に変えるなどなにか消滅するまでは流れ続けて悪さをするわけです。 これがノイズに関する大きな問題の根源です。簡単に言うと フィルタで阻止しても、阻止されたノイズは 別のところに影響を与えるというわけです。 さて オーディオでの対策がある意味非常に難しいのは その判定を 人の感じる音に頼るから です。本当に音が良くなっていればもちろん問題は無いのですが、そんなに簡単ではありません。 産業用機器であれば 一例として 「誤動作しないようにする」 という 非常に明確な目的があるのですが、オーディオは 「良い音にする」 というあいまいな目的になりがちです。 良い音は 十人十色。 明確な目的とはことなります。ノイズを加えて・・ 言い換えると 歪を加えて 良い音と感じる場面も多いことは容易に想像できます。芸術ですからこれは問題がは無く マスタリングなどでは 普通に行われていますし、楽器に歪を加えることも普通に行われています。人が感じる 良い音を目指しているからです。 これは ノイズを遮断して 影響を無くして解決するための 完全な指標にはならないことは理解できると思います。 以前よく話題に上がったのが 「オーディオ用の3Pタップ」 もちろん 良い接点にして理想的な接触をすればそれは当然性能は上がります。しかしながら 接地の話は別です。 オーディオ用の 接地端子はシャーシに接続されていて それは 内部のGNDに接続されています。 つまり ワイヤ配線をして かつ 接地すると間違いなくGNDラインはループします。 接地→ループ→電流が流れる場合がある という図式になり 問題が発生します。 電流が流れますと ワイヤには必ず抵抗がありますので電圧が発生します。GNDに発生した電圧は 当然ながら、不要な電圧ですからノイズになるわけですね。 接地したり 外したりして音が変わる場合は、間違いなく変化しているわけです。 簡単に試験できますよね。 大問題は どちらが正解か!? これは 音だけではわかりません。 というのは ノイズや歪を加えると音が良くなったと勘違いするのが人間だからです。 難しいですね。できれば 信号ラインの波形観測くらいはしたいものです。 もう一つ。 多点接地。 大地に接地するのですが、これが問題の元です。一か所だけだったら電流は流れませんが、あちこち接地されていますよね。 電柱のトランス、個人宅、他人の家・・・・ 接地方式が決められていますので変えられないところもあります。どうしたらいいのでしょうか? 一つ言えることは 「家庭内の接地を色々変えてみる」 ということが言えます。 3Pのタップを使っている場合は アースの処理を変えてみることをお勧めします。 電源ケーブルを変えるより アースの有無を切り替えるほうがよほど音が変わる場合も少なくありません。 接地の有無 これだけでも大きく状態は変化します。
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