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秋のヘッドフォン祭り [オーディオ]

秋のヘッドフォン祭り 多くのお客様に来場頂本当にありがとうございました。

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今回のテーマは自然。
ちょっと表現は難しいのですが、OJI Specialがいつも思っていることなのですが、「ソースに含まれる音を そのままリスナーに届けたい」 そんな思いが含まれる意味の自然です。
今回使用したソースは CDから取り込んだ 16bit44.1KHzのもっともベーシックな音。
リサンプリングやアップサンプリングなどはもちろん 加工は一切していません。
ソースも 2-3年くらいまえから 30年くらい前までのもの。あえて 聞かせるタイプのデモ用はやめて じっくりと音楽を聴いて頂きました。

音楽家やマスタリングエンジニア含め制作側のかたが作りたかった音楽。その音楽をそのまま 聞いて頂きたい そういうシステムです。


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さて そんな思いの中 実は あえて 製品説明をディスプレイしなかったにも関わらず 多くのお客様が 「これは何ですか!?」 と 参考出品した 「DCポータブルヘッドフォンアンプ」を気にされていていました。

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まあ とにかく 本当に多くのお客様で 休憩は 5分ほどが 2回だけ、あとは電話応対もはいり本当に濃い一日でした。

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 お客様も沢山いらっしゃいましたが、特に一番気になったのは取材班!? 当初は 当然余り気にされなかったのですが、 当然情報は一番お持ちなわけで ポータブルバランスヘッドフォン BDI-DP1はもちろん DCポータブルヘッドフォンアンプ との比較、音質差 など 比較できるところは他社にはありませんので かなり気にされていました。

また 特注制作をメインとしているメーカーさんも無いのでそれも気にされていました。

私としては 今回一番良かったことは 少し流行が去った という感じのあった バランスヘッドフォンですが、ここに来てやっと 理論的な部分を理解していただき その差を感じ取って頂けるお客様が増えたことです。

バランスヘッドフォンはただ 配線をバランス対応にしても全く無意味 といえるくらい 変わりません。 問題は 共通インピーダンスの排除 と 完全にバランスされた ドライブにあります。 これは アンプの設計段階からの問題も含まれ ただ単に アンプを4台持ってきてドライブしただけでは真の意味のバランスになりません。 このような状況でバランスを評価していては せっかくのバランスが可愛そう と思うほどです。
電気的な回路で様々な問題をキャンセルする回路も 昔はかなりはやりましたが、当然回路的な遅れなどが入り考え方は良いのですが、理想とはかけ離れてしまいます。そういう回路を持たない真のバランスのシステム。

今回は そういう目でバランスを見て頂き 比較して頂いたため、今までとは異なる話ができたと感じました。
DCから20KHzまで位相差の無いアンプを作るのは大変なことです。 さらに 共通インピーダンスを持たない回路の制作も難しいことです。 詳しく書くと 本が書けてしまうほどなので詳細説明はここでは割愛しますが、プリントパターンを作る過程が現代的な手法で行っている場合は まず理想を求めた設計は難しく、ある意味手作りの良さを感じていただけたイベントでもあったと思います。

お客様の中には自作されたアンプをお持ちの方もいらっしゃいましたので 最新のOJI Special DCポータブルアンプと比較試聴をしていただいたりできるだけ オープンに
対応いたしました。

オープンと言えば DPAT Seven64。 オーディオベーシック紙にも記事がのりましたので問い合わせも多いです。もちろん 今回のソースはDPAT Seven64で行いました。

本来モニタは不要ですが、どんなソフトがどんな風に動いているのかできるだけオープンに対応いたしました。今までは どのメーカーさんも自社で使用しているOSなどをことごとく隠していました。 まあ これは ある意味当たり前のことで仕方がないと思いますが、 アップル社でさえ UNIX系のOSを使用していることを ある程度オープンにしているなどネットワークなどが介在し複雑なオーディオ環境になっている昨今のシステムではお客様にとって優しく有益なことだと感じていますので OJI Specialではあえて ベースOSを公開するなど対応しています。

ネットワークでは OSが分かれば その親和性も当然分かってくるわけで アプリケーション制作側だけでなく、分かっていれば分かっているだけ利用者の方に有益となる情報ということで 今後もどんどんとこういう情報は公開したいと思います。
まあ 対応する側から考えると 企業がOSやアプリケーションの情報を隠しているのは 余計なサポートをしたくない 製品の構造を知られたくない というようなことですからOJI Specialとしても いくら公開しているとはいえ 操作以外の OSのいじり方 といった事や たとえば某ゲーム機のようにファームを書き換えて・・・ といったような改造と同じように システムの構造などを聞かれても回答はできませんが・・・・

そういえば プロの方からのお話しがあったのですが、マスタリングのミックス過程などで 今回のシステムのような 高分解能 高音質があればマスタリングはもっとやりやすくなる というようなことをおっしゃっていた方がいらっしゃいました。 マスタリングシステムではどうしても データ操作が主となり 再生系は余り考えられていませんので、確認は最終的な音を確認するしかないのですが、そういう意味で 今回のシステムは現場の方にも是非使っていていただきたいシステムだとも 感じています。 

また 今回にかぎらず 日頃からお客様はもちろん 多くの方のご協力を得て OJI Specialは成り立っています。今回も多くの方のご協力を頂き 本当に感謝しております。
あらためて お礼申し上げます。 ありがとうございました。
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