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コンピュータオーディオとクロック [オーディオ]

なんだか コンピュータオーディオ と言うと堅苦しい と思われるかもしれませんし、超 しつこいようですが、質問の回答を用意するとどうも変な方向に考える人が多いので こうしてまた書きたくなってしまいました。
まあ しつこいですが、聞いて下さい。

現在のオーディオのほとんどはコンピュータを使ったオーディオです。

コンピュータを毛嫌いしていた方たちも現在では知らずにコンピュータを使っています。 まあ もっと言うと マイクロプロセッサをコントロールするヒューマンインターフェースが進化したからです。

オーディオに特化した インターフェース。 電気釜に特化した インターフェース・・・・ と言えば分かり易いですよね。 その昔 私がマイクロプロセッサを動作させたときは たった一つの命令でも大変でした。
当時 二進数のプログラムは とても大変でした。

たとえば Aレジスタに0を入れる と言うことをするだけで 当初は 1ビットずつ ポチポチした記憶が・・・・ バイナリコードと言います。

0011 1110 とスイッチを押し エンタースイッチ? をポチ
次に 
0000 0000 と押して エンタースイッチをポチ

8bitマイコン(マイクロコンピュータ)ですから 1と0が 8個並んでいますね。
たったこれだけで こんなにカチカチするんです。

ちょっとした まとまったプログラムを書く操作に 何日も・・・


暫くすると インターフェースが進化しました。 16進コードで入れられるようになり 前述は 3E エンター、 00 エンターキー ですみました。
スイッチでは無く エンターキーです(笑)

数時間に短縮


また暫くすると これらをプログラム記述出来るようになり  アセンブリ言語と言いますがLD A 00 一行ですね。最終的には コンパイラーでマシン語にして EPROMなどに書き込み使用します。ので そういう時間はかかりますが、前述の簡単なプログラムにたとえると とても簡単にできるようになりました。 キーボードが付いた別の機械でプログラムが書けるのです。

その後は 高級言語になり もっと一般のイメージに近い記述になり・・・・かなり進化しています。

(うん十年前の記憶なので マシン語など間違っていることも有るかもしれません)

・・・・・

そして現在 これらが 膨大に集まったソフトウエアが 人のポチ 一回をキーに応じてプログラム内で 操作判断して 機器の動作をさせます。 とにかく ポチ 一回 劇速簡単。
これは 機械仕掛けの 装置と同じ状況になっていますし、機械仕掛けよりも 更に高機能になっているのです。

電気釜で言うと ヒーターと バイメタル で 温度設定されたり切れたりしていたものがコンピュータで細かく制御されている と言うような感じです。

まあ こんな事で 皆様 簡単生活をしているわけです。

さてさて 何でこんな話をしたかというと 「クロック」 と「ノイズ」 等の話を分かり易くしたいからです。


前述 お釜の例では

1,薪で焚くお釜 全くノイズと言う概念無し。 当たり前ですね。
2,電気釜 関係するノイズは 有りません。有るとすれば バイメタルが カチンとする際のノイズですが、これは お釜の具合には 関係ありません。まあ火花が散って 寿命には関係しますが。。。
3,現在のマイコン(コンピュータ)を使ったお釜は ノイズはあるのですが、とりあえずそのノイズで
 -1,自分のマイコンに不具合が無いように配慮
 -2,他の機器に不具合がないように対処

こんな感じですね。自分のノイズで 自分が誤動作すると大変なので様々な対策が取られています。
もちろん 他のマイクロプロセッサを使った機械に悪影響を与えたり、ラジオなどに雑音が入ると問題なので 規定があります。

さてさて ここでオーディオにたとえてみましょう。

1 は 楽器そのもの
2 は アナログオーディオ
3,は 現在のデジタルオーディオ

イメージは直ぐに理解できると思います。
その問題の3ですね。 お釜では 他に影響を与えたり誤動作しなければ良かったのですが、厳密に言いますと 

「自分や他に影響を与えているが そのレベルが規定値より低ければ良い」

こうなるのです。

ピン! と来た方もいらっしゃいますね。 一般のラジオなら良いのですが ハイエンドオーディオではこれではダメです。規定値より低くても 精度良く鳴らせばならすほど良くダメなものが聞こえてくるからです。

これは厳密に言うと ラジオのように アナログ回路に飛び込むノイズとそうではない デジタル回路に飛び込み影響するものの 2つあります。 前述例えですが、本当はアナログ的なノイズは 結構解決できる物です。
何でしつこいのかというと(笑)多くの人は ノイズ→ アナログに直接飛び込むという アナログ時代の思いが非常に強く間違えているのです。現在ではそんな単純ではありません。
そもそも デジタルオーディオはこの手のノイズには強いのです。だからデジタルオーディオ!
ノイズが飛び込んでもその 計算上では ほとんど影響はありません。 多くの場合有っても完璧な修正が入ります。 もし間違えたら 生活はメチャクチャになります。 銀行口座の残高が 無茶苦茶 なんてことはありませんよね。

私が言いたいのは デジタル部分 に影響するノイズですね。 そしてその問題解決方法です。

たとえば 「ファンはノイズを出すから 排除すれば良い」というような単純な事ではありません。 ファンはそもそもそれほどノイズを出さないので これを排除したところで大きな変化はありません。イメージでは無く 計測すれば直ぐに解ります。
逆に 温度が上がり他に影響を与え 動作しにくくなります。
必要だから 付いているのですから当たり前です。

そうではなく クロックなど どうしても不可欠なものと、それ自身が持つ悪い部分との同居を どう上手くやっていくか と言う話題になります。
何で悪いのかは 何度か説明しましたが、今度は総合的に話せれば と思っています。

前述ファンは 極端な例にしますと ファンの排除 → 動作停止 ですからこういう事は
話になりません。止まらなくても パワーは落ちます。
車にたとえますと 風の抵抗になる ラジエター。 
排除すれば エンジンはオーバーヒートします。こちらも 止まるまで行かない場合でも パワーは落ちます。排除するためには 元から 無くてもよい設計をしなければなりません。

デジタルオーディオ機器と上手につきあう イメージがつかめてきたのではないでしょうか?


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